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「エル・ティリア」高貴な星。瑝瑆。皝星。
星の回復の物語。
「エル・ティリア」高貴な星。瑝瑆。皝星。
星の回復の物語。
はじまりの島1 [エル・ティリア]
この星の世界地図は、四つの大陸に囲まれた『オルト海』を中心に描かれる。
地図を作成する場合、各国がそれぞれ自国を中心に描くのが普通と考えられるがそれにも拘らず、この星のどの国で作られる地図も全て『オルト海』を中心にしている。尤も、その描き方が各大陸の姿や位置関係をわかり易く描けるため、との通説があり、皆それで納得していた。
この星には大陸が四つあり、それぞれ『北の大陸』、『南の大陸』、『東の大陸』、『西の大陸』と呼ばれていた。
プロローグ ~ 御前会議 ~ [エル・ティリア]
朝の光が木々を照らし、その光を弾く夜露が木々の瑞々しさを際立たせている。
その中を通る通路を白い姿が歩いていた。
青銀の長い髪を揺らして進むのは、とんがった大きな耳が特徴のエルフの少女だった。
身に纏っている細身のドレスも白いため、揺らめく陽炎のようだ。
少女の後ろから大股に追いついてくる姿があった。
黒っぽい焦げ茶の髪に同じ色のヒゲを生やした背の高い、がっしりとした体躯の壮年の男だ。
「早いですな、エルフの姫よ。」
男は少女に追いつくとそう声をかけた。
その中を通る通路を白い姿が歩いていた。
青銀の長い髪を揺らして進むのは、とんがった大きな耳が特徴のエルフの少女だった。
身に纏っている細身のドレスも白いため、揺らめく陽炎のようだ。
少女の後ろから大股に追いついてくる姿があった。
黒っぽい焦げ茶の髪に同じ色のヒゲを生やした背の高い、がっしりとした体躯の壮年の男だ。
「早いですな、エルフの姫よ。」
男は少女に追いつくとそう声をかけた。